遠距離恋愛

遠距離恋愛で一番必要なことは、信頼関係です。信頼関係がないと遠距離恋愛は成り立ちません。

彼氏との出会いは岐阜県

建設機材のメーカーという立場の会社で営業していたうちの担当は、60Hz。

そう。
静岡県の浜松辺りから、関西地方、中国地方も含め、四国、九州、沖縄までが担当だったのです。
もちろん、彼氏のいる中部地方も担当でした。

ほとんどは取扱業者さんにおまかせしていたのですが、ちょっと大きめの現場や、少しややこしい現場、問題がおこったときは、どうしてもメーカーとして直接現場にお伺いしなければならなかったのです。

ただ、現場の打ち合わせだけに、出張費用を使うのでは、うちの会社は許されない。
出来るだけ、朝一番に現場のアポイントを取り、できるだけ、午前中のうちに終えるようにし、午後からはその地区の顧客周りをする、というのが原則。

ほんと、ケチな会社なんですよ。
しかも、本社は千葉県にあるので、どうしても東京支店の営業の方が、優遇されているのです。
近いですしね。

ちなみに、東京支店の担当は、50Hz。
静岡市辺りから、北海道まで。

そんなんですねー。
日本を、東京支店と大阪支店で、2つに分けて担当しているようなもの。
範囲、広すぎです。

そんな大阪支店で営業しているのは、うちと10才年上の先輩の二人。
支店の中には、経理から電話応対までしてくれる事務のお姉さんを含め、設計、工事、メンテナンスの担当もいるのですが、総勢、8名しかいない、こじんまりとしたもの。

それと、たまに支店にくる、支店長。
一応、東京支店との営業統括でもあるので、大阪支店へ来る割合は、東京支店と比較すると3割程度。
この程度だから、敢えて人数にくわえられません。

彼氏と出会ったのは、じつは岐阜への出張のときだったんですよね。
ほとんどが名古屋での営業だったんですが、ほんとうにめずらしく岐阜の会社からの問い合わせがあったのです。

めずらしい、というくらいなのですから、うちの会社として、取引業者さんを持っていなかったのです。
一応、名古屋にある業者さんにお願いしてみたのですが、現場が立て込んでいる、ということで、きっぱり断られてしまったのでした。

しかたなく、うちが直接訪問することに。

まさか、そんな出会いなんて、あるとは想像すらしていなかったのですが・・・。