遠距離恋愛

遠距離恋愛で一番必要なことは、信頼関係です。信頼関係がないと遠距離恋愛は成り立ちません。

かっこいいキューピット

もしかして、目がハートになっていたかも?と思うくらい、彼女がうちの気持ちというか目線に気がついていたようです。

さりげなく、一緒に飲めるように仕向けてくれてたんだとか。
ほんとに自然な流れのように感じていたから、うちは、ラッキーと思う程度でしたけど。

彼らの勤める会社は、電気業者。
一応、上場している会社です。
しかも、うちと彼女ともおおいに関係のある業者さん。

もしかして、現場で一緒になるかも?という期待もありますが、その期待は、いまだに実現していません。

4人とも、同じ建設業だということもあり、盛り上がらないはずがありませんよね。
あっという間に、彼女の終電の時間が来てしまいました。
また、4人で飲もうね、と約束しましたが、それまで待ってられない気がして、彼氏の連絡先を聞くことにしたのです。

快く教えてもらえ、安心してホテルに帰り、さっそく、ありがとう、のメール。
すると、すぐに鳴った着信音。
彼氏からでした。

家に帰って安心したのか、みんなで一緒にいたときより酔った感じがしました。
「誕生日に電話するから、誕生日教えて?」
思ってもいない質問に、酔いもさめる思い。

本気かな?
もしかして、ちょっとは興味もってもらえた?
でも、あしたになったら、覚えてないかも・・・。
ひとり、自問自答を繰り返しながら、自分の誕生日を教え、彼氏の誕生日も聞きだした。

電話を切って、さっそくアドレス帳に登録しておきました。
半年後のうちの誕生日にほんとうに電話はかかってくるのでしょうか?

でも、半年待つこともなく、事態は好調に進んでいきました。
今では、仕事仲間というより、一友人となった彼女のお陰で。
うちの仕事がら、月に2度近くは名古屋で営業。

その日に合わせて、彼女が幼馴染と連絡を取り、ちょくちょく4人での飲み会を計画してくれるのでした。

どうせなら、と、週末に現場打ち合わせを予定し、めいっぱい営業を頑張り、直帰としておけば、行き帰りの移動費は会社の経費で節約できる。
最初は、安いビジネスホテルを探し、週末泊っていたのですが、そのうち彼女の部屋に泊めてもらうようになったので、ますます仲良くなってきますよね。

仲良くなる分、なんとなく仕事しづらくなってしまう気もしますが、それはそれ、と割り切るようにしています。

その間も彼氏とはメールのやり取りをし、知り合って3ヶ月するころには、2人で会うほどになれたのです。
ほんと、彼女のお陰なんでしょうね。

しかたなく、うちが直接訪問することに。

まさか、そんな出会いなんて、あるとは想像すらしていなかったのですが・・・。